株の注文方法って無数にありますよね。
初心者の頃って、「こういう注文を出したいんだけど、どれ使えばいいんだっけ?」ってなることがよくあると思います。
本日は株の買いの注文方法についてサクッとまとめました。
それでは、どういうものがあるか見ていきましょう。
成行き注文
「何円でもいいからこの銘柄の株が欲しい!」というときに使うのが成行き注文です。成行き注文の方が指値注文よりも優先して約定されるため、すぐに・確実にこの銘柄が欲しいという場合に有効です。
ただ、株価を指定せずに購入する注文方法なので、株価の上昇するスピードが早い場合は気を付けないといけません。
思っていた以上に上の価格帯で約定する可能性もあります。
指値注文
「この銘柄、¥○○○以下だったら買いたいな!」というときに使うのが指値注文です。読んで字のごとく、値段を指定して注文する注文方法です。
値段を指定して、株価がその値段以下であれば注文が通ります。なので、この値段まで下がらないと買いたくないという場合に有効です。
逆指値注文
「この銘柄、¥○○○以上だったら買いたいな!」というときに使うのが逆指値注文です。指値注文の逆ですね。
てことは、値段を指定して、株価がその値段以上であれば注文が通るってことです。
逆指値注文って、初心者の頃だとどういう場面で使えばいいのか、けっこう謎だったりします。
例えば、その銘柄の上昇を捉えたい!というときに使える注文方法です。
現在の株価が¥1,000で、これが¥1,050まで上昇したらそのまま上昇していくんじゃないか、という株があった時に有効ってことですね。
¥1,050で逆指値注文をしておけば、株価が¥1,050まで上昇したら約定します。
この株を¥1,050で欲しいからといって、¥1,050で指値注文をしてしまうと現在の株価¥1,000で約定してしまいますよね。
間違えないように注意しないといけません!
OCO注文
「この銘柄、¥○○○まで下がるか、¥□□□まで上がったら買いたいな!」というときに使うのがOCO注文です。
指値注文と逆指値注文を2つ同時に出せるのがこのOCO注文ですね。
OCOとは「One Cancels the Other」の頭文字で、一つの注文が通ったら、もう一つの注文はキャンセルされますよってことです。
これ、個人的には今持っている株を売るときの方が使い勝手がいい注文方法だと思います。
※売り注文の場合は、一つを利確の注文として、もう一つを損切りの注文として設定できるため。
IFD注文
「この銘柄、¥○○○で買って、¥□□□で売りたいな!」というときに使うのがIFD注文です。
下の図のようなイメージですね。

買いと売りの注文を同時に出せるので、使いこなせば非常に便利なんじゃないかなと思います。
また、この注文は成行き、指値、逆指値を組み合わせて使うことができます。なので、売りの注文は買い注文の価格より下に逆指値(損切りの設定)として注文を出すこともできます。
少し複雑なので、使いこなすには少し練習が必要でしょう。
ちなみにIFDはIf Doneを略したもので、イフダン注文と呼ばれます。
IFDOCO注文
「この銘柄、¥○○○で買って、¥□□□で利確したい!でも¥△△△まで下がってきたら損切りしたい!」というときに使えるのがIFDOCO注文ですね。
IFDとOCO注文を合わせた注文方法です。複雑ですねぇ~。
複雑ですが、これは一度注文をすればあとは完全放置でOKというところが魅力ですね。下の図のようなイメージです。

覚えたらなかなか使えそうな注文方法ですね。
特に僕みたいな普段は会社で仕事をしていて、相場が見れない方にとっては非常にありがたい注文方法なんじゃないかなと思います。
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さて、本日は株の買い注文の方法をサクッとみていきました。
次回は株の売り注文の方法を見ていきたいと思います。
それでは、本日も読んでいただきありがとうございました。
また明日ノシ